こんにちは。
新卒でWeb系エンジニアになってもうすぐ2年目が終わる者です。
今回はWeb系エンジニア2年目を終えての感想と今後の抱負を書きます。
個人的な備忘録の意味合いもありますが、「エンジニア2年目ってこんな感じなのか」とこれからエンジニアを目指している方の参考にもなれば幸いです。
Web系エンジニア2年目に取り組んだ仕事について
Web系エンジニア2年目は、主に自社で抱えているメディアの保守・運用を担当しました。
内容としては、メディアの機能追加や収益化施策・インフラ環境の切り替え(Cloud Runへの移行)・DBバージョンアップなど、多彩な業務に携わることができました。
Web系エンジニア1年目と比べて変わったところ
1年目と比べて変わったところは以下の4つです。
- 触るアプリの数が格段に増えた
- 1人でできる仕事が格段に増えた
- 後輩ができた
- 私生活にも余裕が出てきた
触るアプリの数が格段に増えた
一年目は新規開発系の業務を担当したため、触るアプリの数は限られていました。(メインで触っていたのは4つ程度)
しかし、二年目からは自社で抱えているメディアの多くを担当するチームに入ったため、数多くのアプリに触れるようになりました。
おそらく合計で10以上のアプリ見ていると思います。(もっと多いかも)
一日で複数アプリの改修を行うことも日常茶飯事だったため、最初慣れるまでは大変でしたが、何とか乗り越えることができました。
また、業務の過程で、多くのエンジニアリングに関する知識やドメイン知識を蓄えることができました。
1人でできる仕事が格段に増えた
一年目に知識や経験をコツコツと積み重ねたことで、1人でできる仕事が圧倒的に増えました。
ある程度の仕事は誰にも頼ることなく着地させられますし、分からないことがある場合も、調べたり周りをうまく頼ることで、短時間で問題を解決できるようになりました。
何より、1人で解決できる問題が増えたことで、仕事が格段に楽しくなりました。
一つタスクを片付けるごとに、知識や経験と共に「自信」も身に付く好循環になっています。
ちなみに、今はこのように仕事をこなせている私ですが、一年目の頃は無力感を感じていました。
その頃(実務開始三ヶ月程度)に書いた記事がこちらです。
落ち込んでいますね。。笑
この経験から未経験もしくは新人のエンジニアに伝えたいことは、「明けない夜はない」ということです。(偉そうですみません。。)
今は「分からないことが分からない」状態で、とてもに苦しいと思います。
しかし、毎日ひとつずつ疑問を解消して知識と経験を積み重ねていけば、必ず「分かる!」瞬間は訪れます。
それ以降は濃霧が消えたかのように様々なことが分かっています。
そうなれば、仕事はとても楽しくなります。
ぜひその瞬間まで頑張って耐えてみて下さい。
後輩ができた
二年目になって後輩ができました。
後輩ができると、一年目と180度立場が変わります。
「教えられる・サポートされる」側から「教える・サポートする」側に変わるのですから当然です。
最初はあまりの環境の変化に戸惑うこともありましたが、徐々にそれにも慣れていきました。
また、後輩に教えることによる「アウトプット効果」で技術に対する理解も深めることができました。
後輩ができたことで様々な面で成長できたと感じています。
私生活にも余裕が出てきた
2年目で仕事に余裕が出てきたこともあり、私生活にも余裕が出てきました。
1年目は土日も家で勉強をしていましたが、2年目は外に遊びに出たり、美容室で髪を切ったり、ご飯を食べたりするようになりました。
また、自分が住みたかった街に引っ越しをすることもできました。
私生活が充実してきたことで、仕事でもより余裕が出てきたと感じています。
Web系エンジニアとして成長を実感している部分
何か一つ突出して成長したというわけではないですが、全体的にスキルを伸ばすことができました。
特にインフラ面や実装の設計の部分は、業務での試行錯誤はもちろんのこと、プライベートでもApacheやKubernetes、DDDの本を読んだことで理解を深めることができました。
関連記事:新米エンジニアにおすすめの本まとめ【駆け出しエンジニア向け】
また、技術面だけでなく、仕事への取り組み方や進め方の部分でも成長を実感しています。
以前は質問するタイミングが遅れて時間を溶かしてしまったり、優先順位を間違うことも多かったのですが、最近では少しずつ改善することができました。
以下のような記事もアウトプットしました。
Web系エンジニアとして足りない部分
成長できた部分がある一方で、物足りなさを感じている部分もあります。
以下の二つです。
- 設計力・実装力
- 誰にも負けない自分だけの武器
設計力・実装力
ある程度の課題なら自力で着地させられる自信は付いてきましたが、「設計」と「実装」面に関しては、まだまだ自信がありません。
ただ、これに関しては、一生「完璧!」と思える瞬間はこない気がするので、コツコツと知識と経験を積み上げていくしかないでしょう。
具体的には、設計に関しては、日々の業務での実戦やフィードバックはもちろんのこと、設計関連の本や記事を積極的に読んで知識を身につけていきたいと考えています。
実装に関しては、実際にコードを書かないことには一生書けるようにはならないので、日々の業務はもちろんのこと、自分でプロダクトを作ったり、競プロ等のプログラミングの問題にもチャレンジして、「コードを書く機会」を意図的に作っていきたいと考えています。
誰にも負けない自分だけの武器
エンジニアとして働く上で必要な知識を網羅的に増やすことはできました。
しかし、「誰にも負けない自分だけの武器」はまだ持てていません。
エンジニアたるもの、何か一つを極めたい気持ちはあるので、今はどれを極めようか考えているところです。
まだ明確ではないのですが、「今後廃れることがほぼない(良い意味で)枯れた技術」もしくは「今後伸びる技術」から選ぼうと思っています。
「今後廃れることがほぼない枯れた技術」だとLinuxやDB周り、「今後伸びる技術」だとブロックチェーン周りでしょうか。
この辺りに絞って勉強を継続していきたいです。
そして近い将来、「この分野なら誰よりみ詳しい」状態になりたいと思っています。
今後の進路(キャリア)について考える機会も増える
2年目ともなると、今後の進路(キャリア戦略)について考える機会も増えます。
これについては、私は基本的には以下の軸で考えています。
「いかに成長曲線を高く保ち続けるか」
もちろん、人間関係や働きやすさは重要です。
しかし、それ「以前にエンジニアとして成長できる環境」でなければ、エンジニアとしてのスキルは停滞してしまいます。
つまり、エンジニアとしての市場価値が低下してしまうのです。
そのため、できるだけ「自分のエンジニアとしての市場価値を高め続けられる環境」を探して行動していきたいと考えています。
今後についていま考えていること【まとめ】
今後については、以下の3つの軸でそれぞれ考えています。
- エンジニアとしてのキャリア
- エンジニアとしてのスキル
- その他
エンジニアとしてのキャリア
エンジニアとしてのキャリアについては、現在の職場に固執するのではなく、転職・フリーランス・海外など様々な選択肢を視野に入れた上で考えていきたいです。
「どこに自分を置けばエンジニアとしての市場価値が高まるか」を常に考えて行動していきます。
エンジニアとしてのスキル
エンジニアスキルについては、「コーディング力」と「設計力」を高めていきたいです。
コーディング力については、競技プログラミング・業務・個人プロジェクト等でなるべく多くコードを書く機会を作り出していきます。
設計力については、業務で試行錯誤するのはもちろんのこと、設計に関する本も多く読んで感覚を身に付けていきたいです。
また、インプットしたことは必ず「アウトプット」することも習慣にして、より効率よく知識を身に付けていきたいと考えています。
その他
その他は、「エンジニア以外のこと」についてです。
当たり前ですが、「若さ」は有限で貴重なものです。
その貴重な時間を全てエンジニアリングに関するものだけに投資するのは少し勿体無いと私は感じています。
読書、映画、スポーツ、エンジニアリング以外の勉強、投資、遊び、人との交流、、、
こういった「エンジニア以外のこと」にもどんどん時間とお金を投資して自分の可能性を広げると共に、自分自身に厚みを持たせていきたいと考えています。
自分にとっての「新しいチャレンジ」を続けていきたいです
Web系エンジニア2年目を終えての感想【振り返りと今後の抱負】おわりに
独りよがりな文章になっているかもしれません。
しかし、新卒2年目がリアルに考えていることを書き出したつもりです。
少しでも自身のキャリアやスキルについて考える上でヒントになる部分があれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。