Laravelでは、ログ出力の方法を簡単に設定することができます。
今回は、ログを標準出力させる方法をご紹介します。
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Laravelでログを標準出力(stdout)させる方法
Laravelでログの出力方法を追加・変更するには、以下の2ステップが必要です。
- config/logging.phpに標準出力の設定を追加する
- .envの設定値を変える
config/logging.phpに標準出力の設定を追加する
まずは、logging.php(Laravelのログ設定ファイル)に標準出力(stdout)用の設定を追加します。
以下の設定をlogging.phpのchannelsの中に追加して下さい。
'stdout' => [ 'driver' => 'monolog', 'handler' => StreamHandler::class, 'with' => [ 'stream' => 'php://stdout', ], ],
ポイントは、streamの設定です。
ストリームとは、PHPで入出力を扱う機能のことで、このストリームにstdoutを指定することで、ログを標準出力させることができます。
logging.phpの設定は以上です。
.envの設定値を変える
次にすべきことは、使用するログチャンネルの切り替えです。
デフォルトのログチャンネルは、logging.phpの中で以下のように指定されています。
'default' => env('LOG_CHANNEL', 'stack'),
デフォルトでは、「stackチャンネル」がログ出力に使用されます。(ファイルへの出力です)
これを標準出力(stdout)に変えるには、.env(.env.testing)に以下の設定を追記して下さい。
LOG_CHANNEL=stdout
以上で、Laravelのログ出力方法を標準出力に切り替えるための設定は完了です。
ログを標準出力できているか確認
最後に、本当にログが標準出力できているか確認しましょう。
適当なテストの中に以下の記述を追加します。
Log::info("ログが標準出力されましたよ!");
テストを実行すると、、
ログを標準出力させることができました。
Laravelでログを標準出力(stdout)させる方法まとめ
今回は、Laravelでログを標準出力させる方法を解説しました。
最後にもう一度手順を振り返ります。
- config/logging.phpに標準出力の設定を追加する
- .envの設定値を変える
少しでも参考になっていたら幸いです。