私は20卒で実務未経験からWebエンジニアになりました。
1ヶ月のビジネスマナー研修、2ヶ月のエンジニア研修を経て、現在は実務3ヶ月目です。
今回は、そんな私の現在の心境をまとめてみたいと思います。理由は以下の二つです。
- 自分への記録
- 未経験新卒エンジニアのリアルを伝えたい
自分への記録
一つは、単に「自分への記録」です。
初心忘るべからずではないですが、この記事を読んだ未来の自分に、「こんな時期もあったなあ。。」と思ってもらい、「成長している実感」と「未来への野心」を抱いてもらいたいと思っています。
未経験新卒エンジニアのリアルを伝えたい
二つ目の理由は、「未経験新卒エンジニアのリアルを伝えたい」からです。
大学時代の私は、趣味程度のプログラミング経験はありました。しかし、エンジニアとしての実務経験は皆無でした。
そのため、ほとんど「エンジニアという仕事がどういったものか」をイメージできないまま会社に入ることになってしまいました。
そのせいで、現在、イメージしていたもの(理想)との「ギャップ」を抱えている部分が少なからずあります。
そこで今回、その「理想とのギャップ」を共有することで、少しでもこれから未経験でエンジニアになる方の参考になれたらと考えています。
【新卒エンジニア】実務を始めて3ヶ月ですが、辛いです
タイトルにもある通り、現在、実務に入って3ヶ月目ですが、まあまあ辛いです。
もちろん他にもあるのですが、今回は特に辛いと感じるポイントを3つ選んでみました。
- 分からないことが多すぎる
- 自分が一番レベルが低い
- 報酬に見合う価値を提供できている気が全くしない
分からないことが多すぎる
正直、分からないことが多すぎます。
毎日毎日知らないことが出てきて、その都度調べている状況です。さらに、調べたことの中にさらに知らないことが出てきて、それもまた調べての繰り返しです。笑
大学時代の私は、RailsやLaravelで簡単なアプリを作っていました。そのため、「このくらいやっていたら、実務に入ってもなんとかなるだろう」と軽く考えていました。
しかし、その考えは完全に甘すぎました。
というのも、実務で必要な知識・技術はRailsやLaravelの知識だけではないからです。
もちろん、RailsやLaravelに関してより深い知識が必要なこともあるのですが、それ以外にもDocker、CircleCI、Kubernetes、クラウド等のインフラ周り、Vim、シェル、Linuxの知識、ネットワークの知識、会社のビジネスに関する知識、会社で使っているツールの知識、会社のシステム構成に関する知識、社内特有のルール・用語、フロントエンド(js,html,css)に関する知識など、会社のシステムを作る上で知っていなくてはならない知識が無限にあります。
毎日毎日、新たな技術と格闘しています。
まさに、終わりのない真っ暗なトンネルを走っている気分です。まだほとんど光は見えていません。
自分が一番レベルが低い
当たり前ではあるのですが、会社の中では私が一番若く、かつ一番エンジニアとしてのスキルや経験が低いです。
そのため、どうしても「劣等感」を抱いてしまいます。
毎日、「あの先輩は一人であんなにできるのに自分は。。」と思っています。
変にマウントを取ってくる先輩はいないので、完全に「自分の弱さ」の問題なのですが、まあまあ辛いポイントの一つです。
報酬に見合う価値を提供できている気が全くしない
現状、仕事をこなしてはいますが、一人立ちはできていません。分からないことがあったら先輩に教えてもらいますし、仕事内容の管理や方針は先輩に決めてもらっています。
また、分からないことがある場合は、先輩の作業を止めてまで教えてもらっています。つまり、先輩の時間を奪っています。
そのため、自分が会社に対してしっかりと価値を提供できている実感がほとんどありません。なんなら、足を引っ張っているのではないかと思うことすらあります。
「一年目なんてそんなもんだよ」と言う人もいるとは思いますが、私はそうは思いません。
会社に属している以上、一年目も数年目もないと思っていますし、「一年目」ということに甘えてはいけないと思っているからです。
しかしその分、理想の自分と現状とのギャップの大きさに、不甲斐なさと会社に対する申し訳なさを感じています。
【新卒エンジニア】業務を始めて3ヶ月ですが、楽しいこともあります
ここまで「辛いポイント」を挙げてきました。
「やっぱり未経験でエンジニアって辛いんだ。。」と思った方もいるかもしれません。
もちろん、未経験でエンジニアになることは楽な道ではありません。それは私の経験からも断言できます。
しかし、だからといって「エンジニア」という職業が辛いということはありません。
辛いことがある分、楽しいと感じる瞬間もたくさんあるからです。
そこで次に、私が業務の中で「楽しい」と感じる瞬間をまとめてみたいと思います。
- 毎日学びがある(成長を実感できる)
- 仕事のスタイルが自分に合っている
- 周りに良い人しかいない
毎日学びがある(成長を実感できる)
先ほど、辛いこととして「分からないことが多すぎる」と書きましたが、それは裏を返せば、「毎日なにかしらの学びがある」ことを意味しています。
そのため、ふと入社当初の何もできなかった自分と今の自分を比べると、とても大きな知識・経験面での成長を実感できています。
私は元来、新たな知識や経験を自分の中に取り込むのが好きで、大学時代はかなりの量の本を読みましたし、現在も独学で英語とスペイン語の勉強を続けています。
そのため、現在の「毎日学びがある」環境はとても心地良いです。
仕事のスタイルが自分に合っている
私の入った会社は自社開発企業ということもあり、基本的には様々な面で自由です。
服装、髪型の制約はほとんどないですし、現在はコロナ禍ということもありますが、完全リモートワークです。そのため通勤時間はありません。
また、電話対応もありませんし、お客さんと話すこともありません。
コミュニケーションと言えば、チームメンバーとチャットや通話ツールで話すくらいです。
私は元々人見知りで、大学時代は接客業にキツさを感じていたので、この環境は非常に心地よく、働きやすいです。
技術面は抜きにして、単に性格的な面で考えれば、この「エンジニア」という仕事は自分にとって天職だと感じています。
周りに良い人しかいない
あとは、ありがたいことに、周りの同僚には本当に良い人しかいません。
マウントをとってくる人は皆無ですし、分からないことがあって質問をしたら、皆さん嫌な顔一つせず教えて下さいます。
昨今の労働環境を考えれば、これは本当にありがたいことです。
今後もこの恵まれた環境を活かしつつも、甘えることなく精進していきたいと考えています。
今後について【なんとか食らいついて一人前を目指す】
今回は実務3ヶ月目の新卒エンジニアが抱えている心の内を吐き出してみました。
少しでもこれから未経験でエンジニアを目指している方の参考になれば幸いです。
私自身は、仕事を変えるつもりは全くありません。
もちろん、当初の理想の自分の姿とのギャップはありますが、エンジニアの仕事自体はとても心地良いですし、日々成長も実感できているからです。
しばらく時間はかかるとは思いますが、少しでも早く一人前のエンジニアとなれるよう、日々コツコツと研鑽を重ねていきたいと考えています。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
あなたがご自身の理想の道を歩めることを願っています。
それでは!