こんにちは、Web系自社開発企業で働いているエンジニアです。
- Webエンジニアを目指そうと思うんだけど、どんな本を読めば良いか分からない。。
- 新米エンジニアが読むべき本を教えて欲しい
- 先輩エンジニアに実際に読んで勉強になった本を教えてもらいたい
今回はこういった要望にお応えします。
この記事で紹介してある本を読めば、Web系エンジニアに最低限必要な知識を効率よく身に付けることができます。
私が実際に読んで「これは有益」と思った本のみ紹介するので、少しでも参考になれば幸いです。
新米エンジニアにおすすめの本まとめ【駆け出しエンジニア向け】
今回紹介する本は以下の通りです。
大まかにジャンルごとに分類しました。
- コンピュータサイエンス(CS)基礎
- Web技術の基本
- キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
- ネットワークはなぜつながるのか
- ネットワークの重要用語解説
- 仕事で使う技術
- 良いコードを書く技術
- リーダブルコード
- ドメイン駆動設計入門
- イラストでわかるDockerとKubernetes
- 仮想化&コンテナがこれ1冊でしっかりわかる教科書
- Apache[実践]運用/管理
- 知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト
- エンジニアとしてのマインド
- プログラマが知るべき97のこと
- その他
- テクノロジー見るだけノート
ジャンルごとに説明していきます。
コンピュータサイエンス(CS)基礎
まずは、新人エンジニアが仕事を始める上で最低限押さえておきたい「コンピュータサイエンス・Web技術」の基礎が解説してある本をご紹介します。
これらの本を押さえておけば、とりあえずは仕事で困ることはないでしょう。
Web技術の基本
名前の通り、Web技術の基本的な概念や項目をサクッと学ぶことができる本です。
一つの項目が見開き1ページでまとまっており、左側には文章で説明が書かれていて右側には図で説明が描かれています。
そのため、コンピュータサイエンスに触れたことがない人でも、しっかりとイメージを掴みながら学ぶことができるでしょう。
Web技術の有名な本として、「Webを支える技術」もありますが、個人的には初心者には「Web技術の基本」の方がおすすめです。
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
基本情報技術者試験のテキスト本です。
基本情報技術者試験で出題される内容が詳しく解説されています。
とはいえ、「基本情報技術者試験で出題される内容 = エンジニアとして最低限押さえておきたいコンピュータサイエンスの基礎」なため、試験を受けない人にも十分おすすめできる内容となっています。
特徴は、「カバー範囲が広い」ことと「イラストが豊富で理解しやすい」ことです。
この一冊をマスターしておけば、コンピュータサイエンスの基礎的な部分が分からなくて仕事で困ることは無いでしょう。
ネットワークはなぜつながるのか
「ユーザーがアクセスしてからブラウザに画面が表示されるまでに起こっていること」が丁寧に描かれている本です。
実務をしていると、何かしらの障害(ex.サービスの画面が映らない など)が発生することがあります。
そういったとき、この本に書かれているようなことを知らなければ、どこをどう調べたらいいのか見当がつきません。
しかし、この本で「ユーザーがアクセスしてからブラウザに画面が表示されるまで」を学んでおくことで、問題を切り分けながら仮説を立てて原因を探索することができるようになります。
エンジニアなら一度は読んでおきたい本であり、必読書の一つです。
ネットワークの重要用語解説
ネットワークの重要語句を分かりやすい図解でまとめてある本です。
説明もイラストも本当に分かりやすいし可愛いので飽きずに読み進めることができます。
勉強や仕事中に分からない言葉があったときのリファレンスとしても最適です。
私もエンジニアとして働き始めた当初は、分からない言葉が出てきたらこの本で調べて都度理解するようにしていました。(もちろん今でも理解を深める際に使っています)
仕事で使う技術
次に、コーディングやDDD、Kubernetesなど仕事で使う技術について解説してある本をご紹介します。
良いコードを書く技術
タイトルの通り、「良いコード」を書くために必要な知識やテクニックが詰まっている本です。
「名前の付け方」「スコープ」「コードの分割と集約」など、基本的でありながらとても重要な概念が分かりやすい例を交えつつ解説されています。
文章も平易でとても理解しやすいです。
この本の内容をしっかりと押さえておけば、荒唐無稽なコードを書くことはないでしょう。
コードを書き始めた新人エンジニアに最初に読んでほしい一冊です。
リーダブルコード
エンジニア界隈ではとても有名な名著であり、「エンジニアのおすすめ本」と名の付く場所では必ずと言っていいほど紹介されている本です。
内容としては、「リーダブル」つまり、「読みやすい」コードを書くためにはどういうところに気をつけて実装すれば良いのかがまとめてあります。
「良いコードを書く技術」と被る内容も多いですが、併せて読めばより理解が深まることでしょう。
エンジニアなら誰しもが一度は読んでおきたい一冊です。
ドメイン駆動設計入門
DDD(ドメイン駆動設計)について初心者向けに解説してある本です。
ドメイン駆動設計とは用はプログラミングの設計技法の一つです。
幅広い現場でDDDの思想が採用されています。
この本ではそんなDDDについて分かりやすく解説されています。
「ボトムアップ式」だから基礎から順に知識を積み上げていけるし、コード例も豊富なのでイメージも付きやすいです。
DDD初心者はまずこの本から入ったら間違いないでしょう。
とはいえプログラミング完全初心者には難しい内容だとは思うので、業務を始めてある程度経ってから、さらに設計周りを深めたいと思ったときに読むのが良いかと思います。
成瀬さんの「ドメイン駆動設計入門」が分かりやすくて感動してる。。
ボトムアップ式だから基礎から順に知識を積み上げていけるし、コード例も豊富なのでイメージも付きやすい。
DDD初心者はまずこの本から入ったら間違いないと思う。#DDD— newbee💻✏️🐝 (@newbee1939) November 27, 2021
イラストでわかるDockerとKubernetes
DockerとKubernetesの仕組みについて図を交えて解説してある本です。
仮想化やDocker、Kubernetesに触れたことのない初心者におすすめなのはもちろんのこと、DockerやKubernetesをより深く理解したい中級者にもおすすめです。
仮想化&コンテナがこれ1冊でしっかりわかる教科書
上記の本と同じく、DockerとKubernetesの仕組みについて図を交えて解説してある本です。
「イラストでわかるDockerとKubernetes」と似てはいますが、どちらかというとより優しめかなと思います。
Apache[実践]運用/管理
Apacheの基礎から実践までを幅広くまとめてある本です。
「ある程度Apacheを使って理解してきたけど、まだ分からないことも多い」あたりで読むとさらに理解が深まるでしょう。
また、ファイル構成からセキュリティ対策まで、本当に幅広いApacheのトピックが扱われているため、仕事や学習中に分からないことが出てきた場合のリファレンスとしても最適です。
仕事でApacheを使うなら是非とも手元に持っておきたい一冊です。
知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト
ソフトウェア開発では必須の「テスト」に関する知識がゼロから学べる本です。
境界値テスト等、ソフトウェアテストの基本のところから学べます。
エンジニアとして働く以上、粒度の大小はあれど、「テスト」を避けて通ることはできません。
品質の高いソフトウェアを構築する上で「テスト」をいかに漏れなく行うかは非常に重要なテーマです。
エンジニアとして安定的に仕事をする上でも、この本を読んで早めにテストの考え方を理解しておくことをおすすめします。
エンジニアとしてのマインド
次に、エンジニアとしてのマインド面を学ぶ上でおすすめの本をご紹介します。
プログラマが知るべき97のこと
世界(日本も含めて)のプロエンジニア達がそれぞれが持っているエンジニアリングに関する知見を紹介している本です。
エンジニアとして仕事をする上で必要なマインドを身に付けるには最適の一冊かと思います。
私自身も仕事をする上でこの本から学んだ多くの考え方を使っています。
単純に読み物としても面白いですし、基本的に見開き1ページで完結なので興味のある部分から読むこともできます。
これからエンジニアとして働き出す方には是非ともおすすめしたい一冊です。
また、同じシリーズで以下の本もあります。こちらも同様におすすめです。
その他
その他エンジニアなら教養として読んでおきたい本を紹介します。
テクノロジー見るだけノート
エンジニアたるもの、プログラミングやテクノロジーに関する情報を収集して仕事やキャリア戦略を考える姿勢は必須です。
とはいえ、前提となるテクノロジーに関する基礎知識がなければニュースも理解できません。
そこでおすすめなのが「テクノロジー見るだけノート」です。
絶対に抑えておきたい最新テクノロジーについて、図を交えて分かりやすく解説されています。
この本を読んでおけば、最低限のテクノロジーに関する基礎知識は身に付けることができるでしょう。
エンジニアの教養として読んでおきたい一冊です。
関連記事:Webエンジニアにおすすめの情報収集サイト・ツールまとめ【厳選】
新米エンジニアにおすすめの本まとめ【駆け出しエンジニア向け】おわりに
今回は新米エンジニアにおすすめの本をご紹介しました。
今後もより良い本があれば追記していこうと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。